レアカラーコードバン
プロローグ
2016年リリースのホーウィン社の新色コードバンに、2つの赤系のカラーがありました。これがガーネットとウルトラヴァイオレットです。
この2種類、現在は靴で入手しようと思うとカルミナぐらいしか選択肢がないのですが、かつてはヴァーシュも取り扱っていました。現在は取扱いをやめています。
ヴァーシュでは“red cordovan”と銘打たれていましたが、色味から察するに多分ガーネットの方でしょう。
この“red cordovan”、恐らくパターンオーダーのみで展開していたのだと思いますが、オーダー流れでたまに通販にも出ていました。
この靴は、知る人ぞ知る英国のASCOT SHOESさんの通販で発見して購入したものです。43って書いてあったから注文したのに43.5が届きました。なんでやねん。
UPPER：red cordovan
LAST：U-Last
Uラストはチゼルトゥのモデルで、キャップサイドのエッジが効いていて光の反射が美しい。吊り込み作業が丁寧だからこその仕上がりですね。
アッパーは“red cordovan”。赤というよりは、バーガンディを薄くしたような色ですが、これはこれで上品で良い感じです。オールデンのカラー2というのもきっとこんな色だったんでしょう。レースはもともと黒でしたが、アイボリーに交換しました。なかなか似合っているんじゃないかと思います。
サイドビュー。これもウゴリーニ氏監修のイタリアンなラストということで、甲も低くてシュっとしていますね。これとBPラスト（9足目）を同じ工房が出しているというのもなかなか面白いと思います。
むすび
良い靴です。シルエットもきれいだし、コードバンの質も申し分ないし、状態もいいし、Glayage KYOTOの樺澤さんに磨いていただいたのでつやっつやです。写真でも抜群な光沢感を堪能していただけたのではないでしょうか。
でも大きいんですよねー。
そんなわけで2回ほど履いた後はずっと留守番です。
とはいってももう手に入らない皮革ですし、いつかサイズ調整して履きたいとは思っていますが、この後オーダーで別のコードバンも購入しているので優先順位は低めです。
28cmくらいで赤のコードバンをお探しの方はお声掛けいただいたら（条件次第ですが）お譲りします。
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