【ロゴ変遷】
Paraboot


ロゴというよりタグ変遷かな



こんにちは、桜木です。
本日はカジュアルシーンの定番靴『シャンボード』などでお馴染みのパラブーツのロゴ変遷を見ていこうと思います。



ラブーツとは?
1908年創業のフランスを代表する紳士靴ブランド。国内でも非常に人気が高く、中でもシャンボードは伊勢丹メンズ館で一番売れる革靴なんだとか(2020年売上ベース)。日本ではカジュアルシーン向けのモデルが中心で、ドレス靴の展開はほとんどありません。
革靴初心者には入門の1足として、革靴玄人にもこだわりの雨の日靴として、幅広く親しまれています。




ロック体タグ

市井で見られるパラブーツの中で、最も古いのがこのブロック体ロゴのペア。パラブーツと言えばファッションの国フランスの出とあって、流暢な筆記体ロゴが印象的ですが、裏腹に可愛らしさの溢れるタグです。
時期はざっくり1980年代。なかなか出てこないので見かけたらラッキーです。



カタグ

見慣れたロゴになって初期のころ。タグが横に長く、俗にデカタグと呼ばれているペアです。タグが目立つとあってファンも多いであろうこの仕様、メルカリなどでも探せば転がっていますので、入手難易度はそこまで高くはありません。
製造はざっくり1990年代。このペアは95年製です。現行よりも革の質はいいと思いますが、パラブーツさんは個体差も大きいので、年代より個体差の影響のほうが大きいと思います。



通タグ

横幅が小さくなったタグ。よく見ます。概ね2000年代の製造です。



行タグ

さらに横幅が小さくなったタグ。ほぼ正方形です。そしてロゴも小さい。
これは流石に寂しい印象を拭いきれません。タグはパラブーツカジュアルラインのアイデンティティとも言えますので、もう少し頑張ってほしい。
少なくとも2014年にはこのタグに移行していたようです。



グのないモデルは……?

シャンボードの影響で、パラブーツにはタグが付きもの、のような印象もあるかと思いますが、タグのないモデルも多く存在します。
ではそのようなペアの年代は……
実はパラブーツはライニングに製造年が記載されています。
例えばこのペアなら赤線を引いた16が西暦の下2桁(2016年製)。つまり刻印さえ判別できればいつのペアかわかるわけですね。


すび

いかがでしたか?
古着でパラブーツを入手する機会があれば、ぜひ参考にしてください。

そしてパラブーツのタグは切る派の皆さん、貴重なタグのペアが出てきたら、そっとしておいてあげてくださいね。




伊勢丹新宿メンズ館(インスタグラム)
https://www.instagram.com/p/CJI1jNnMTk-/?utm_medium=copy_link

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