MY VASS SHOES
9足目


オーダーは楽しいですね



8足目が飛んでいますが、VASSの8足目はピン靴の1足目で紹介していますので、ぜひ先にお読みください。



ロローグ

8足目のピンクのペアと一緒にオーダーした靴。
いきさつはすでに書いた通りですが、当時真っ赤な靴が欲しかったのです。それも、赤と黒で統一されたモードチックなペアが理想でした。

そんなわけでヴァーシュへ赤のレザーサンプルをお願いすると、綺麗な赤が出てきました。せっかくヴァーシュで作るのならとブダペストラストを採用し、ノルウィージャンステッチも加えた重厚仕様に。これぐらいボリューミーなら、尖ったコーデの足元を支えるにも程よいのではないでしょうか。

ただ、結論から言うと、オーダーミスでステッチがアイボリーに(!)なってしまったのですが、まあこれはこれでかっこいいのでよし。
嫁からも『黒よりアイボリーのほうがよかったんじゃない?』なんて言われてます。

ちなみに、赤黒のモードなペアについては、後にサンローランのクリーパーズを購入したので、目的は達成されました。




MODEL:Budapest
UPPER:red calf
LAST:Budapest Last

赤いです。革が薄いというのもあってのっぺりと赤い。
こういう派手色の靴に求められるのは第一に存在感ですから、そういう意味では百点満点な仕上がりです。
ノルウィージャンステッチとシューレースは、先述のようにオーダーの伝達ミスがあったようで、御覧の通りアイボリーに。ラズロ氏曰く、『インスピレーション』でこうなったらしい。

いやでも、これはこれでええやん。むしろ、アッパーがソフトなシボ革で、思っていたより柔らかい印象のテクスチャだったので適度にカジュアル風味なアイボリーステッチのほうがよかったとさえ思います。
そんな訳で、作り直しでもいいといわれましたが、そのまま送っていただきました。何より相手の方がはるかに経験値が上なのですし、職人のインスピレーションには従うべきです。
ブダペストラストとくればやっぱりこの横顔。肝の座ったような佇まいには安心感があります。
個人的にですが、スーツを着るときはともかく、それ以外のカジュアルシーンでは革靴のボリュームはデカければデカいほど良いと思います。シルエットが華奢だと、パンツに迷うんですよね。
アッパーは薄いシボ革です。レディのバッグに良く使われている様な華奢な素材で、つま先をぶつけたらがっつり傷になりそう。気を付けながら履かないといけません。
一緒にオーダーしたピンクとツーショット。一気に靴棚が華やかになりました。



すび

オーダーは楽しいです。
普通店先では見ないであろう靴が目のまえに、しかも高品質で届くと非常に充実感があります。
個人的にファッションやコーディネートというのは、すでに用意されたものをいかにうまく組み合わせるのかが楽しむポイントなので、あまり積極的にオーダーしたいとはなりません。それでも今回は、自分のこだわりを詰め込むことができるオーダーの魅力をしっかりと感じることができました。

理想を追い求めると、最後はオーダーに行きつくんでしょうね。特にピンクなんて既製で探すのは大変ですしね。





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