体格差って不思議

こんにちは、桜木です。

今日はたまたま同じオールデンのモデルで大きいものと小さいものを入手したので、並べてみようと思います。

まずは大きい方から。型番473の11 1/2インチ（29.5cm）です。このペアは1世代前のロゴのもので、このロゴは75年に商標登録されてから90年代まで使用されていました。

この743はセミスクエアトゥUチップで、旧ロゴのころのオールデンでは主力級のモデルでした。しかし、現在のオールデンではあまり見かけませんよね。革靴はデザインの制約が多く採れるパターンも限られるわけですが、そんな中でも時代によって流行り廃りがあるというのは面白い話です。

お世辞にもかっこいいとは言えない野暮ったいモデルですが、これがアメカジなんかにはよく合うのですよね。

ライニング表記です。米靴に大きいサイズがあるというのは、例えば外国からスニーカーを輸入しようと考えた方などなら存じかもしれませんね。米国人は日本人より体格が大きい訳ですが、当然その分足も大きく。だいたいUSサイズで17（35cm）くらいまでは既製品があります。35cmの米国人が日本に来たら、さぞかし靴に困ることでしょう。

とはいえ流石に35cmの靴を買ってしまうと日本では無用の長物となりますので、今回は29.5cmです。これでも相当に大きいのですが、35cmってどんなサイズ感なんでしょうね。ちょっと見てみたい。

続いては小さいほう。同じく型番473の4インチ（22cm）です。別のモデルなのではないかと疑う程度には色が違う気がしますが、まあそんなもんでしょう。オールデンですからね。

22cmと小さいサイズですが、恐らくメンズ（あるいはボーイズ）用に作られたものです。というのも、ウィズがE/EEEと極太です。レディースだとAA/Bが標準的なので、差が大きいんですよ。あと、オールデンはちゃんとレディース用のモデルも用意していて、型番が13000番台か14000番台です。

メンズでUS4相当まで展開しているブランドはかなり限られますが、オールデンは矯正靴の分野を熱心に開拓してきたブランドですから、あらゆる足型の人に快適に履いてもらいたいという意識が高いのかもしれませんね。

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本筋とは関係のないモデルですが、もう1足4 1/2インチ（22.5cm）を入手したので紹介。型番459で、シボ革でイミテーションブローグ仕上げとした面白いモデルです。

これもE/EEEウィズなのでメンズでしょう。このサイズ帯が複数モデル出てくるというのは、オーダーではなく量産体制を敷いて作っていたのであろうと思われます。

2足並べてみました。かわいらしいですね。

幅は9.9cmでした。ウィズが広いだけあって、よく見る7インチくらいのオールデンとあまり変わりません。