桜木夏コーデ<br>5

夏のスエード靴スタイル。

こんにちは、桜木です。

今回は柄パンツとリネンシャツを使ったコディネートです。

ネイビー・ベージュ・黒で3色にまとめたコーデ。

シャツは無印良品の紺のリネンシャツ、パンツはラグビーラルフローレンのスカル刺繍パンツです。長袖長ズボンですが、シャツはリネン地、パンツはワイドで踝上の丈にして、トータルでは涼し気な雰囲気に仕上げました。実際にはそれなりに暑いですが、日焼けは防げます。

ラグビーラルフローレンは2012年にブランド終了の憂き目にあっていますが、このスカルパンツは結構お気に入りで、このワイドと細目とで2本確保しています。細目のペアは春用。

靴はVASSのスエードローファー。今回はパンツがドクロ刺繍のドットと柔らかめのテクスチャのアイテムですので、下半身の素材感統一を狙ってみました。

カラーはネイビーで、シャツとの色合わせ。夏は着用アイテムが少ないので色味の統一感を出すのは難しいのですが、その分考えることは少なめです。靴の色はベルトかシャツで拾うしかないですからね。

TODAY’S SHOES

VASSのネイビースエードローファー。

VASSのファンで20足以上所持している私ですが、その中でも初めて手に入れたVASSのひとつがこの靴です。VASSのスエードはとにかく色味がよくて、派手さはないものの夏でも涼し気な気持ちのよいカラーです。

ローファースタイルで、かつウェルトがナチュラル、ステッチも白なので、スエード素材といえども夏にぴったりの仕上がりになっています。

スエード靴というと秋冬のイメージが強いと思いますが、ものによっては夏でも使えます。夏でもカジュアルな空気感を狙いたいときや、柔らかめの素材感で統一を図りたいときにスエードは重宝します。それなりに手持ち革靴が充実してきたら、夏用のスエード靴を探してみるのもいでしょう。

大峽製鞄（オオバセイホウ）のコードバンベルト。大峽製鞄は取り扱っている店舗も非常に少なく、知る人ぞ知るといった工房ですが、国内の既成革小物工房では間違いなく最高峰だと言い切れる技術と伝統を持っています。

表面はつやつやの1枚革。コードバンは馬のお尻の左右に分かれて存在していることが多く、ベルトを1枚で取れる個体は貴重です。色抜けを防ぐ目的か表面に光沢加工がされているようで、若干マイクロクラックが見えるのが気がかりではありますが、その分この深く均一な色味は魅力的です。

バックルはスターリングシルバーで、いい感じにくすんできています。磨き直すかは考え中。同じものを2本持っているので片方は磨いてもいいかもしれませんね。

裏面は艶なめらかで光沢のあるカーフ。一級品とだけあって、見えない部材までこだわりようが違います。黒く染めたら表でも使えそうですね。

こんな感じで非常に豪華なコードバンベルト、定価は5万強です。2003年から少なくとも2013年ごろまでは取り扱いがあったようなのですが、現在は公式サイトから姿を消しています。入手するとしたら古着になりそうですが、果たして5万超のベルト、市中にどれくらいで回っているでしょうか。