MY VASS SHOES
12足目


プレゼントしていただきました





ロローグ

前回、11足目の投稿で軽く触れましたが、右足のトゥに輸送時の傷があったんです。
そんなわけでヴァーシュの工房へ、
「傷がちょっと気になって補修しようと思ったら失敗したので、右だけ作り直したいんだ」
と伝えてオーダーしました。

そうしたら、傷が入っていたことを気にかけてくださったらしく、ヴァーシュ側から
「ちょうど同じサイズのオーダーキャンセル品があるので、良かったらプレゼントしようか?」
と大変ありがたいご提案が。せっかくなので、送料・関税をこちらが負担する条件で送っていただきました。

その節はありがとうございます。
そんなわけで2足あります



MODEL:Wholecut 5-eyelet
UPPER:gold calf
LAST:R-Last


Fラストで吊った11足目(左)とのツーショット。FとRはともにラウンドトゥのラストですが、並べてみると形の違いがよくわかります。Fラストはイタリア発祥とあってヴァンプが長くとられており、ロングノーズのスマートな外観であることがわかります。対してRラストはブダペスト伝統のハウスラストで、捨て寸の少ないやや野暮ったい仕上がり。英国のビンテージ靴とよく似た形なのも面白いですね。
ショートノーズさがよくわかる横顔。こういうクラシカルスタイルは、決してかっこいい訳ではないのですが、味わい深い魅力があります。見れば見るほどツボにはまる、スルメのような感じです。
このペアはアッパーに特に傷もなく、綺麗に吊り込まれていました。せっかく綺麗に仕上がっていたのに、オーダー流れだなんてもったいない!
このペアはトゥがシルバーに綺麗に色抜けしていて、グラデーションが美しい。狙ってやったのかたまたまなのかはわかりませんが、芸術点が高めです。
引き気味でも抜群の存在感。インテリアにもぴったりですね。



すび

結果的に同じような靴が2足手に入りました。元々純粋に履く目的だったので、片方はもちろん着用に回すのですが、さてもう片方。
散々申してきたように、この靴は本当に美しいんですよね。実は我が家は靴を展示するためのスペースを用意していて、このペアはそこに収まる予定です。




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