MY VASS SHOES
7足目


ゴイザー×イタリアンラストの美学




ロローグ


カナダのショップからの3足目。
これはあまりにもかっこよかったので、出品された瞬間に即買いしたペアです。これも4足目のペアと同じく、オーダー流れのようです。

細身のKラストで42.5ということで、購入当初はきつい靴だったのですが、履きこんだ結果むしろこれくらいでちょうどよくなってきました。

ちなみに私は革靴修業が大嫌いなので、大体購入時にゆとりのあるサイズで選択しがちです。靴が100足もあると各々の登板頻度も少ないため大概それでうまくいくのですが、気に入ってよく履く靴は緩くなりがちなのが悩み。調整しないとなぁ……と思っている靴が4~5足あります。おすすめのインソール教えてください。





MODEL:Balmoral Oxford
UPPER:GREEN MUSEUM × GREEN SCOTCHGRAIN
LAST:K-Last

アッパーは世にも珍しいグリーンミュージアム。ミュージアムカーフはブルーもそうですが、ほぼ黒です。でも光に当たると緑っぽく光ります。こういう、“限りなく黒いが黒じゃない”というのが、マニアの心をくすぐるわけですね。
徐々にエイジングが進み色が抜けてきて、いい感じになってきました。今後も楽しみです。
同じ緑でも、光沢感や明るさなどで素材同士のメリハリがついていて、相性の良いコンビネーションだと思います。他にもゴールドミュージアムとブラウンスコッチグレイン、ボルドーミュージアムとバーガンディースコッチグレインなんかの組み合わせも見たことがありますが、どれもこれもいい仕上がりで、コレクションしたくなります。
あと、やっぱりラストがきれいですね。さすがはウゴリーニ氏監修なだけあります。
Kラストにゴイザーステッチの組み合わせ。レディメイドでもミュージアム×スコッチグレインのハイセンスなコンビを出しているヴァーシュですが、さらにゴイザーがつくのはオーダー品ならではです。
この組み合わせはかなりツボにはまりました。このオーダー主はセンスの良い人間だと思います。
低く抑えられた甲に流線型のトゥと、流暢なイタリアンラスト。ゴイザーは全周回っていますが、ゴツいというよりは美しいというのが相応しい横顔ですね。

VASSのゴイザーは360度と270度の2つの仕上げがありますが、こいつは360度回っています。いい後ろ姿です。

ちなみにこのペア、ヒールカップにクラックがありました。
まあ着用する上で不具合はないのでいいのですが、クラックは流石に、リジェクトにしてほしいなあ…。


(余談)
最近はちゃんとファクトリーセカンドとして弾かれているようで、公式サイトでもセカンド品が売られていますが、値引き率はしょっぱいです。元値が安いのでしゃーないですが、お得感はない。




すび

ゴイザーウェルト、Kラストにもイケるんですよね。
むしろこれくらい細ラストのほうが、ごつさが中和されていい感じかもしれません。

ヴァーシュはカスタムオーダーが気軽にできるだけあってコンビネーションもウェルトステッチも自由に選べるわけですが、そういうオーダー品を見ているとたまにとんでもなくセンスのいいペアが出てくるんですよね。

しかし、グリーンミュージアムです。見た目はすごくいいんですが、いざコーデに組み込もうとすると結構悩むペアです。
なんだかんだ好きなので結構履いてますが、いまだにしっくりくるコーデは見つかっていません。



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