【女子革靴図鑑】
GAZIANO GIRLING


お高い分、満足感も高めです


新鋭気質の高級靴ブランド、ガジアーノ&ガーリング(G&G)。実はレディスもあるんです。
私も去年の5月まで知らなかったのですが、なんと世界で10足も出ていないそうです。なんでも、あまりに人気がないのでラストが安定しておらず、G&Gで働く女性陣にも不評だとか。

そんなレディスのG&Gですが、昨年5月に嫁さんがオーダーしたため我が家にやってきました。アジア初のオーダーだと、G&Gのお墨付きです。つまり、レディスのG&Gが見れるのは日本(ひいてはアジア圏で)で我が家だけ(!)



ジアーノ&ガーリングとは?
エドワードグリーンでビスポークの責任者を務めた靴デザイナー・ガジアーノ氏と、ジョージクレバリーなどの一流ブランドで製靴に携わってきた靴職人・ガーリング氏の2人が立ち上げたシューズブランド。2006年誕生の若手ブランドですが、関係者がビッグネームすぎるので既に定番高級靴の一角として不動の地位を築いています。ガジアーノ氏はエドワードグリーン時代に82ラストや888ラストの製作に携わったらしく、G&Gのサイズ感も888ラストとほぼ同じです。
日本では(本国でも?)やたらとレイジーマンが人気です。1足20万越えの高級品なのに、『靴好きならみんな持っているのでは?』と思うぐらいみんな持っています。私は一生買うことはないと思います。




デル紹介

VERONA

ベローナはイタリア北部にある都市の名前。シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の舞台として知られています。

カラーはミッドナイトブルー。ムラ感のあるブルーグレーで、深みのある素敵なカラーです。トゥにかけてのグラデーションも堪りません。
こちらは大阪・難波のシューシャイナーズアトリエ、『PLSB』さんでオーダーしたので、受け取り時にPLSBの柏さんに磨いていただきました。
広めにとられた履き口やこぢんまりとしたアイレットが女性らしい仕上がり。甲が低く抑えられており、モダンな横顔です。シルエットはエドワードグリーンの現行レディスモデルそのもので、デザイナーの血筋を感じます。
ちなみに、やはりレディスラストは不評だったため、レディスモデルですがメンズラストで吊っているそうです。
ヒールカップのブローグがとがっているのはガジアーノにしばしば見られる意匠です。こういうところにひとひねりあるのがいかにもな高級品らしさですね。
純正ツリーもアンティークフィニッシュ。こちらはよりビビットなブルーで、ミッドナイトとのコントラストが素敵です。



ジアーノ&ガーリングの魅力

書くまでもないとは思いますが、ラストが奇麗だしソールの仕上げが艶めかしいし革がいいです。ま、高いんだから当然です。

ガジアーノならではの魅力としては、カラーが豊富であること。ミッドナイトブルーもエドワードグリーンとガジアーノでしか見たことがないカラーです。ガジアーノ氏がエドワードグリーン出身というだけあって、お付き合いで革を確保しているんでしょうか。

エドワードグリーンは特にアンティーク系に強く、ほかにもミッドナイト(グレー)やグリーンアンティークなど、ほかのブランドでは見ないカラーを結構出しています。この辺りもガジアーノのオーダー時に選択できそうですね。パティーヌのようなきれいなムラ感をアップチャージなしで選べるのは魅力的です。ま、元が高いんですが。
サンプルにないカラーでもパティーヌ対応をしていただけるんですが、これがまた素晴らしい技術力でして、こんな蛍光ピンクでも対応してくださいます。技術料は確か£200(約3万円)くらいだったと思います。



イズ感

基本的にオーダーになりますので、オーダーの時に相談してください。
中古流通は(嫁さんが売らない限り)ないので、ネット上で迷うことはないと思います。



手方法

オーダー会に行きましょう。
それしかありません。



すび

G&G、やはり値が張るだけあって惚れるような仕上がりでした。
質の良さはもちろん、平たいメゾン風のシルエットは英国老舗ブランドではなかなか見られず、新鋭ブランドは一味違うな、と思った次第です。
お値段は約20万と値は張りますが、納得のいく靴を得られると思います。

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