2021年上半期後編!
前編記事の続きです……
CHURCH'S MARY
チャーチのレディスサンダルといえばKelseyやRhonda、PRICEやEllyあたりはよく見るのですが、Maryはめったに見ないモデルだと思います。ただ、調べたところ過去には国内でも取り扱いがあったようです。あまり売れなかったのでしょうかね。
程よい高さのヒールと、花びら見たいなメダリオンがかわいらしい靴ですが、一方で革靴感を与える程度には革面積も確保されています。サンダルながらコバの整ったレザーソールなあたりが流石はチャーチといった感じ。艶めかしさはないものの、カジュアルには寄せないバランスが素晴らしいですね。
あと横が大きく開いているので靴下との組み合わせが楽しめます。
Paraboot PACIFIC
Maryとは違って、こちらは定番中の定番、メンズ・レディス問わずどこのセレクトショップにでもあるんじゃないかというくらいよく見かけます。その分まあ被る被る。
説明不要なド定番モデル。見た目の魅力は色々なブログが語りつくしているので省略。 |
Maryとは清楚系・カジュアル系で棲み分けもできますし、良い買い物ですね。
分厚い革にもかかわらずきれいな皺です。 |
これぞまさしく夏の靴って感じ。 |
後日同じモデルをLOFTMANやESTNATIONでの取り扱いも確認。やはりどこのセレクトショップにもあるんじゃないでしょうか。
JOHN LOBB Paris Bespoke
ちょうど茶靴のパンチキャップかセミブローグを欲していたところに、程よいサイズのロブパリが転がってきたので、買わない手はないだろうとご購入。
当初は全体的に古くなった油性クリームがこびりつき、かなり状態が悪かったのですが、その分3万円程度とお安く買えました。
そして、2人がかりで4時間かけて磨き直した結果がこちら。
腐ってもロブパリというわけで、見事に上質な革がよみがえって、彼女も『革の質がお化け』と喜んでました。
ソールも減っていたのでトップリフトを交換し、ハーフラバーとトゥスチールを追加、そしてプロにケアをお願いしました。
LOBBの刻印もばっちり。 |
修理と磨きは難波のPLSBさんにお願いしました。実はソール裏にもワックスがこびりついていたのですが、PLSB上田さんががんばって落としてくださったのできれいになりました。
英国では古くなった油性クリームを落とすという文化があまりないらしく、実際英国から靴を輸入するとワックスにまみれた状態で届くことはよくあります。霧の都と言われるくらいに雨の多いロンドンの気候を考えるとさもありなんとは思いますが(それでもソール裏にワックスが付いているのは謎)、ワックスの下にクラックが隠れているのか賭けに出るのはあまりうれしくはありませんね。幸いこの靴は革はくたびれているものの、クラックもなくキャップもほぼ傷なしで3万の割にはいい状態でした。
やっぱり何足見ても、ビスポーク靴はいいですね。
ここからは番外編で、私が彼女にプレゼントした靴を紹介します。
CROCKETT&JONES WENTWORTH
定番モデル“HATTIE”などでおなじみのカントリー調ウイングシューズですが、WENTWORTHは茶シボと白のバイカラーに加えて純正キルト付きと豪華な仕様。すでに靴好きの彼女へ渡すのですからそれなりにこだわった靴が求められますが、これなら十分でしょう。
シボ感・カラーともばっちりで嬉しい純正キルト。 |
ダイナイト+ダブルソール、クロケットの代名詞的組み合わせ。 |
ゴルフシューズは独自のドレスコードがあるようで、現代のスペクテイターシューズのような小洒落たペアがよく出てきます。クロケットの他、チャーチやオールデンでもこじゃれたペアの存在を確認済み。いつの時代も、経済的に余裕のある層が見栄を張ると、それなりにいいものが出来上がるようですね。
CHEANEY
記念日のプレゼントに用意した革靴です。
“Cheaney of England”ロゴで60~70年代のビンテージ品。すでに靴好きの彼女へ(中略)ビンテージのペアなら十分でしょう。プレーントゥのオペラスリッポンで、程よい高さのヒールと小さなヒールカップが可愛らしい使い勝手もよいビンテージ品です。
チャーチ系列ならではの透き通ったバインダーカーフ |
高めのヒールと小さなヒールカップがかわいらしい |
むすび
いかがだったでしょうか。
レディス靴から、メンズでも希少な靴まで、多種多様で見ていても楽しいと思います。すでに定番を取り揃えている人の靴選びって、傍から見ていても楽しいですよね。
その中にはこんな靴もあったのか、みたいな新発見が、これからもずっと続けば楽しいだろうなぁと思います。そのためには行動あるのみですね。
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